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#132 文化の価値と、逆境の中で

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韓国・光州ビエンナーレを見にいきました

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Kazuya Sano
Nov 17, 2024
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#132 文化の価値と、逆境の中で
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韓国に来ています

ソウル、めっちゃ秋だった

人生2回目の韓国、たぶん6年ぶり。木曜日から月曜日まで4泊5日。初日と最終日はほぼ移動なので実質2泊3日くらい。妻と子と一緒にソウルに来て、私は今回の目的である光州ビエンナーレを見に行くために、土日はソウルからKTX(韓国の高速鉄道)で2時間の光州市へ。妻と子は土日で遊びに来た私の妹と合流してソウル観光。日曜の夜に帰ってきて私は子を預かり、妻と妹はソウルの夜に繰り出していきました。

光州(こうしゅう/Gwangju/クァンジュ)はここ。2時間というとたいして遠くなさそうに思えるが、韓国のKTXは日本の新幹線と大違いで、1時間に1本程度と数が少なく、しかも土日はマジで予約が取れない。行きはたまたま予約画面で更新を連打していたら枠が空いたので、速攻申し込んで席を押さえることができた。帰りは全然空きが出なかったので直接駅に行って、駅でしか買えない立ち席券を買おうとするも、KTXの立ち席券すら売り切れ。KTXより遅い在来線特急みたいな電車ITXで4時間の立ち席。水曜どうでしょうである。

4時間立ち席地獄の図

ともあれ、光州に行った。光州は韓国で6番目に大きな都市圏。市の人口は150万人ほど、規模感でいうと仙台とか広島とかのような感じ。大きい街だがのどかさもある。

ビエンナーレと光州、特殊な土地でアートが持つ意味

そもそも光州は、1994年から2年に1回ビエンナーレを開催してきていて、今年が15回目、30周年。めちゃめちゃでかいビエンナーレ展示館があり、街をあげてメディアアート推し。国立アジア文化殿堂(Asian Culture Center)とか、G.MAP(Gwangju Media Art Platform)とか、KTXの駅前にもデカいモニターや建物インスタレーションが設置されていたり、一貫している。

今回はその感想と、光州という土地で感じたことをいろいろ書いてみる。

雑感としては、正直ディレクターの方針はそこまで面白くは感じなかったが、コミッションワークが多めだったり、街の中に会場をたくさん埋め込んでいたり、やはり全体的にお金かけてるな〜という感じの印象だった。韓国は日本の人口の半分以下なのに、国としてかけている予算は日本の2倍程度。単純に日本の4倍以上の価値生成を文化芸術でしていると言える。

光州は、正直調べてみるまで詳しく知らなかったのだが、1980年に起きた韓国の民主化運動の発信源になった場所。その後1987年までは、韓国は軍事政権による独裁状態にあったのだという。マジ知らんかったが全然最近やぞ。その後1988年にソウルオリピックを控え、その前にぶつかってるわけにいかないということで、ソウルオリンピックの開催と引き換えに「民主化宣言」がなされたのだという。

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